MIBの概要
これまでの説明で、狭義のSNMPであるプロトコルについての説明は終わり、ここからはデータ構造について説明します。SNMPではMIB(Management Information Base:管理情報ベース)と呼ばれるデータ構造を使用します。MIBを改良・拡張した MIB-II、RMON、RMON2という管理情報ベースもあります。
MIBとは
ネットワーク上に存在するネットワーク機器の情報はMIBとして、ネットワーク機器(= SNMPエージェント)ごとに管理されます。MIBには様々な情報が「オブジェクト」として格納されていて、オブジェクトには「タイプ」「値」が存在します。SNMPエージェントは、MIB内のオブジェクト(タイプ、値)を管理し、SNMPマネージャからの要求に応じて、それらの情報を提供したり(Get)、更新したり(Set)しています。
MIBのオブジェクトは、階層的に定義されていて、一般には「MIBツリー」と呼ばれています。RFC1156で定義されるMIBには、114種類のオブジェクトがあります。
OIDとは
MIB は複数のオブジェクトで構成されますが、それぞれのオブジェクトを一意に識別するためにOID(Object IDentifier:オブジェクト識別子)と呼ばれる番号があります。OIDは、サブ識別子と呼ばれる整数の配列で表記されます。すべてのMIBオブジェクトは、「iso.org.dod.internetオブジェクトグループ」の配下に配置されます。例えば、MIB-II のipグループ(オブジェクト)のipDefaultTTLオブジェクト(IPヘッダ内のTTLに設定される既定値)のOIDは、{1.3.6.1.2.1.4.2 }と記述されます。
MIBの階層





