概要(SNMP)
SNMPはTCP/IPプロトコル群のアプリケーション層で動作する簡易ネットワーク管理プロトコルです。プロトコルについては、こちらを参照してください。トランスポート層にはUDP(User Datagram Protocol)を、インターネット層にはIP(Internet Protocol)を使用しています。UDPなのでネットワークトラフィックが高い場合などには、パケットを損失する危険性がありますが、TCPと比較してUDPは高速に処理がおこなわれるというメリットがあります。
SNMPはプロトコル(=通信規約)なのですが...実際には「プロトコル」だけでなく、「データ構造の仕様」、「数々のデータオブジェクトを含む一連のネットワーク管理の標準」を指し示す場合もあります。なので、(プロトコルだけを表す)狭義のSNMPと、(後述しますが(^-^; )MIBなどのデータ構造・階層を含む広義のSNMPがあると理解してください。
SNMPには、バージョン1と2と3が存在します。SNMP バージョン1(以下、SNMPv1)はRFC1157で、SNMP バージョン2(以下、SNMPv2)はRFC1905などで定義されています。SNMPv1は、1988年に仕様が発行されて以来、ネットワーク管理標準として市場に浸透しています。SNMPv2は、SNMPv1を改善したもので1993年に標準化されましたが、ネットワーク機器によっては使用しているもの・使用していないものがあるといった過渡的な段階です。SNMPv1とSNMPv2は、使用しているパケット(SNMPメッセージ)のフォーマットが一部異なり、互換性はありません。
SNMPに関するRFC
参考図書
| タイトル | 内容 |
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SNMP バイブル (アジソンウェスレイ社・William Stallings著) | 1994年に出版された書籍で、SNMPをしっかりと勉強したい方は最初に読むべき本です。 ネットワーク監視、制御の「そもそも論」から、SNMPの概念、管理情報ベース(MIB)、プロトコルについて詳述されています。 |
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マスタリングTCP/IP SNMP編(オーム社・緒方亮 著) | 2005年に出版された書籍で、SNMPの基本を勉強したい方にはお勧めの書籍です。 基本的すぎて、中級・上級の方には物足りないかもしれませんが。 |
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SNMPインターネット ワーク管理 (翔泳社・Mark A.Miller著) | 1998年に出版された書籍で、SNMPの概要、管理情報ベース(MIB)、プロトコル、実装について図解・説明されていて、Snifferダンプなどの詳細も載っているので開発者にとっては嬉しい書籍です。 |
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SNMPネットワーク 管理ツール (翔泳社・Steve Maxwell著) | 2001年に出版された書籍で、SNMPのプロトコル概要、UNIXネットワーク上で動作するUCD SNMP、CMU SNMPライブラリ、MRTGについて記載されている書籍です。UNIX環境をターゲットとしている場合は有用な書籍です。 |
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SNMPツール 開発テクニック (CQ出版社・斗光佳輝 著) | 2003年に出版された書籍で、Windows上でSNMPツール(マネージャ・エージェント)を開発するプログラマ向けに書かれた書籍です。 WindowsでのSNMP実装、SNMPマネージャ開発例、SNMPエージェント開発例、MIB開発例などがVisual C++のサンプルプログラム付きで解説されています。 |
SNMPの基本的な事項については、「@IT・監視を自動化するSNMP(1)」にまとまった記事が載っています。

